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Unreal Engine 4初心者必見!マテリアルエディターの基本操作を解説

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Unreal Engineのブループリントの習得だけでは作品は完成しません

ヨシコフ

いわば土台ができただけ

最高のグラフィックで楽しませる事ができてこそ作品が完成されます🌟

そのグラフィック作成機能の中でも、エフェクトや光源表現などの重要な要素として、マテリアルという機能が挙げられます

しかし初心者にとっては、マテリアルエディターの操作が難しく、検索しても分かりやすい情報がなかなか見つからないことがあります

そこで本記事では、Unreal Engine 4初心者でもマテリアルエディターを使いこなせるよう、基本操作からショートカットまでわかりやすく解説していきます

ヨシコフ

さあ、マテリアルの世界へ!

今回マテリアルの紹介のverは4.9.2(下記参考書籍合わせで)でお届けします
ですが、最新のunrealEngine5と概ね使い方は同じです

目次

Unreal Engine マテリアルとは?

Unreal Engine 4のマテリアルは、3Dモデルに貼り付けられたテクスチャーに影響を与え、色や光沢、反射度などをコントロールするためのものです

例えば、木の質感やガラスの反射度を調整するために、マテリアルを使用します

マテリアルを使用することで、リアルな表現が可能になります

マテリアルエディターの紹介

マテリアルエディターは、Unreal Engine 4の中でマテリアルを編集するためのエディターです

マテリアルエディターは非常に複雑なツールですが、熟練すれば、非常に強力なツールとなります

マテリアルエディターは、エディターウィンドウの中で、シェーダーグラフとプロパティウィンドウの2つのウィンドウで構成されています。

①ツールバー

色々な機能がアイコンとなって並べられている

よく分からない人は[保存][適用(※unrealEngineの新しめのverではコンパイルという名前)]を覚えよう
※保存・適用していないとビューポートに反映されないため

②ビューポート

編集中のマテリアル、及び、ビューポート右下のアイコンでメッシュに適用したマテリアルを表示

プレビュー画面をL+ドラック⇒ライト位置を変更できる

https://twitter.com/yoshikovENGINE/status/1644366956047523841?s=20
③グラフ

ノードとノードをつなげてマテリアルを作成するスペース

デフォルトで配置されているノードはメインマテリアルノードという

メインマテリアルノード

ノードの計算は左から右に行われていて、最後にメインマテリアルノードに接続する事でマテリアルの設定が完了する

④パレット

パレットで色・照明・質感など様々な設定選ぶことが出来る

パレットを[③グラフ]にD&Dして、ノードでつないで詳細を詰める

⑤詳細

詳細で選択したパレットの細かい設定を積めることが出来る

⑥統計

主に下記を確認できる

  • エラー内容
  • 処理の重さ
  • 参照しているテクスチャの枚数

統計がデフォルトで出ない事も ⇒[①ツールバー]統計情報をクリックor[⑦ウィンドウ]から表示

⑦その他ウィンドウ

[検索結果][HLSLコード]というウィンドウがある

[検索結果]は[①ツールバー]から表示でき、ノード数が増えすぎて分からなくなった時に効率よく検索できる

[HLSLコード]は初心者はまだ考えなくて良さそうだ

UE5新項目追加「ClearCoat」

UnrealEngine5では、マテリアルに新機能「ClearCoat」が追加されています

車などの塗装に使用されるラメの質感をご存じでしょうか?

UEでは[クリアコート]と指します クリアコートの設定をマテリアルエディタで使用するには、プロジェクトの設定&再起動が必要です

プロジェクト設定⇒マテリアル⇒クリアコートの第2法線を有効化☑

マテリアルエディタで使用できるショートカットの紹介

マテリアルエディタでは、キーボードショートカットを使用することで、より効率的な操作が可能になります

例えば、Fでノードをフィットさせる、Xでノードをカットする、Cでノードを複製する、などのショートカットがあります

ショートカットを覚えることで、マテリアルエディタの操作がスムーズになります。

機能名効果ショートカット
Constant色・座標を出力するノード
Constant系は全4種だが、その違いはチャンネル数
1+グラフクリック
Constant2Vectorチャンネル数は2つ2+グラフクリック
Constant3Vectorチャンネル数は3つ3+グラフクリック
Constant4Vectorチャンネル数は4つ4+グラフクリック
Add2つの入力値を足すA+グラフクリック
BumpOffsetマテリアル内で使用されるテクスチャーを用いて、表面の凹凸をシミュレートするためのノードB+グラフクリック
Divideテクスチャ座標やスカラー値を変換するために使用D+グラフクリック
Powerコントラストの調整E+グラフクリック
MaterialFunctionalCallスタムマテリアル関数を呼び出すノードF+グラフクリック
If条件に応じて出力を切り替えるためのノードI+グラフクリック
LinearInterpolate
(通称:Lerp)
0~1の範囲で線形補完するノードL+グラフクリック
Multiply掛け算M+グラフクリック
Normalizeベクトルの長さを1に正規化することで、ベクトルを単位ベクトルに変換するノードN+グラフクリック
OneMinus入力された値の反対数を出力するノードO+グラフクリック
Panner2Dテクスチャーをアニメーションさせたり、テクスチャーを平行移動させたりするためのノード
雲や草などゆっくり横に動くものに使用される
P+グラフクリック
ReflectionVectorWSWorld Spaceにおける反射ベクトルを計算するノードR+グラフクリック
ScalarparameterConstantノードを任意のパラメータに変換する
※パラーメータ名は半角英数推奨
日本語はサポートされてないため
S+グラフクリック
TextureSampleテクスチャーを割り当てるT+グラフクリック
VectorParameterマテリアル内で使用される定数ベクトル値を表すノード
ex:色や明るさ強度などの値を変数として扱うことができて調整が簡単になる
V+グラフクリック
ビューポートのライトの位置変更※実際のライト位置は変わらない
プレビュー上のみ
プレビュー画面+L+ドラック
一緒に覚えると良いショートカット

shift+左ドラック⇒ペイントを消せます

マテリアルを使用していくと、ペイントツールでマスクを描画して指定をすることがあります

https://twitter.com/yoshikovENGINE/status/1639724027936903168?s=20

マテリアルインスタンスとは?

マテリアルインスタンスは、マテリアルを複製して、それぞれに異なる設定を行うことができる機能です

マテリアルとマテリアルインスタンスは親子関係になることが出来、マテリアルインスタンスは大元のマテリアルの変更を継承できるため、大量のデータを扱いやすくすることが出来ます

身近なものに例えると、マテリアルは調理のレシピ、マテリアルインスタンスは料理の完成品

マテリアルインスタンスは、マテリアルをもとに、個別の設定や変更を加えて作成された料理のようなもので、同じマテリアルから何度も作りたい場合に便利です

例えば、チーズをたくさん加えたピザと少なめのピザがある場合、マテリアルはピザのレシピであり、マテリアルインスタンスはそれぞれのピザの完成品ということになります

「マテリアルアイコンを右クリック⇒マテリアルインスタンスを作成」から生成

マテリアルインスタンスの編集画面
マテリアルノードで設定したパラメータが[詳細]に表示されます

マテリアルの基本操作の鉄板の入門書「Unreal Engine 4マテリアルデザイン入門」の紹介

マテリアルエディターの基本操作を身につけるための鉄板の入門書として、Unreal Engine 4マテリアルデザイン入門という書籍があります

https://twitter.com/yoshikovENGINE/status/1623334188312297472?s=20

この書籍では、初めてマテリアルエディターを触る方でも体系的に習得できるように、ダウンロードデータ&豊富な図解&実例を交えながらマテリアルの作成方法を詳しく説明しています

本が分厚く、見た目なんとも気が遠くなってしまいそうですが、意外にサクサク進められます

書籍の手順に従って、書籍のダウンロードデータを使用して操作していく流れですが、文字が大きく図解も大きいので、1章があっという間でした

順調にいけば一ヶ月以内で終わるのではないでしょうか?(学校帰り・仕事帰りを想定)

ヨシコフ

子育て中なのでもっとかかった
家庭も大事なので使う時間がグッと限られる

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意外にKindle版オススメ

kindlePCデスクトップアプリをダウンロードして、書籍の内容をブラウザに表示しながら読み進めると操作しやすいです

書籍は分厚く、見るのも保管するのもかさばる事と、ネットで購入すると分かるように、kindle版と書籍版で約2000円差があります

デスクトップのPC容量を心配する人は、購入きっかけにDropBoxやOneDriveの契約を検討しましょう

ヨシコフ

ヨシコフが契約しているのはDropBox

Dropbox Plus

そもそもゲーム・映像制作はあっという間に容量オーバーします。データの家賃代を支払うつもりで契約し、参考書籍も電子書籍で一本化すると制作環境がスマートになります

「Unreal Engine 4マテリアルデザイン入門」の習得は、過去記事「初めてのUnrealEngineの学習」Step2-4で紹介しています

まとめ:前提知識無くネット検索だけの習得では難しい。専門書籍を一通りこなす事をおススメします

今回はUnreal Engine 4のマテリアルエディターについてご紹介しました

当ブログでは、マテリアルとは何かを理解し、マテリアルエディターの基本操作を覚え、また、ショートカットキーの紹介やマテリアルインスタントについても触れました

ここから先は実践に入る前に、紹介しました初心者向けの入門書であるUnreal Engine 4マテリアルデザイン入門を一通り行う事をおススメします

この書籍を一通りこなすことで、マテリアルエディターの基本的な使い方を習得することができます

Unreal Engine 4のマテリアルエディターは非常に奥が深く、独自の表現が可能です

ぜひ、今回の記事を参考にして、マテリアルエディターの基本操作を覚え、さらなる表現力を追求してみてください!

ヨシコフ
unrealEngine初段
[慎重]×[最上思考]の資質を持つ
二児のワーママ(6y&3y)

「unrealEngineは自分の資質&育児中の働き方に合うかもしれない?」

こういう望みを持って夜な夜なレベルアップ中
イマココ→【目標0】書籍を通して基本操作とソフトの仕組みを覚える

レベルアップ仲間募集中です

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