そもそもDMXはご存じですか?
DMXとは、照明や特殊効果の機械をコントロールするための「リモコン」のような仕組みです
例えば、ステージやイベントでライトの色や明るさを変えるときに、DMXを使うと、たくさんのライトをまとめて操作できます
Unreal Engineでは、このDMXを使ってゲームや映像内の照明を自由にコントロールできるようになります
私自身映像屋で、UEのDMX機能を使って映像制作に組み込む方法をお伝えしようと思います
しかし、舞台・ゲームに組み込んだことが無く、こちらのノウハウは存じません💦
ご了承お願いします💦
Unreal Engineで作るDMX 4つの設定
プロジェクト作成とは??と思ってしまった方が、過去記事ご覧くださいませ
その際にプロジェクトブラウザのDMXを追加で選択してください
DMXのサンプルデータも読み込まれて作成されます
プロジェクトを作成しましたら、DMXを使用できるようにプラグインを有効化する必要があります
編集⇒プラグイン
- DMX Engine
- DMX Fixtures
- DMX Pixel Mapping
- DMX Protocol
Beta版でプラグインがありますが、今回のDMXの操作には不要です
- DMX DisplayCluster
- Remote Control Protocol DMX
お試しした方、レポートお待ちしております
コンテンツブラウザ⇒右クリック[DMX]⇒DMX Library
作成したDMX Libraryに、ムービングライトやスポットライトなど、使用するライトや点灯方法・動きなどを登録していきます
DMX Librarを開くと3つタブがありますが、主に使用するのは下記2つです
フィクスチャタイプ | ・照明の種類の登録 ・マトリックス(ドットライト)を使用する場合は、セル(ドット)の数設定 ・照明方法やエフェクトを追加する設定 (出力する色や点滅など) | |
フィクスチャパッチ | ・照明機器をつなぐための設定 設置する照明の数だけ設定する |
さらに詳しい操作方法は、次回の記事でご紹介します
DMXのブループリント(BPデータ)はUEプロジェクトの中に入っています
ただ、データを確認するためには[エンジュン]フォルダが非表示になっていますので表示させます
コンテンツブラウザ⇒設定⇒エンジンのコンテンツを表示
[エンジン]フォルダが表示されたら、[DMX Fixturesコンテンツ]フォルダにブループリント(BPデータ)があります
検索窓に[DMX]と入力すると、DMX用ライトのブループリント(BPデータ)がヒットします
Fireworks | 爆発のような照明効果 | |
Laser | レーザー光線を使ったビームの照明 | |
Pyro | 方向が自由に動くライト | |
MovingHead | 火を使った特殊効果 (花火のような効果) | |
MovingMatrix | 動くマトリックス状のライト (複数ライトをパネルで配置) | |
MovingMiror | ミラーで光を反射させて動かす照明 | |
StaticHead | 固定された位置で光るライト | |
StaticMatrix | 固定されたマトリックス状のライト | |
StaticStrobe | 一定の場所で点滅するライト | |
WashLED | 柔らかく広がるLEDライト | |
WaterFountains | 水を使った噴水の照明効果 |
BPデータを使用する時は、BPデータを複製して使用する事をおススメします
BPデータを微調整に失敗して使い物にならなくなることはよくあります
レベルに適宜配置したBP(更にBPの中のDMXを選択)を選択し、[詳細]からDMXに設定していきます
DMX Library | step2で作成したものを割り当てる | |
フィクスチャ | step2で登録したフィクスチャを割り当てる |
シーケンサーの作成については下記記事でまとめていますのでご覧ください
DMXライブラリトラックを表示させます
+トラック⇒DMXライブラリトラック
+ボタンから、これまでのSTEPで作成したDMXFixtureを読み込み、キーフレームを入力し、任意のDMXアニメーションを作成していきます
さらに詳しい操作方法は、別記事でご紹介します
次回の記事からは、細かく言及しなかった、STEP2・STEP5について、操作方法を細かく見ていこうと思います
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